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デイサービス

俳句フォトエッセイ

なしぶどう感謝を込めてカレー食ぶ

お世話になったワーカーズコレクティブパンジー(以下、パンジー)から写真のような案内が届いた。「みんなでごはん」という催しだ。今、全国に広がっているこども食堂と同系列の試みといって良いと思う。これらの試みは、貧困対策という側面もあるかもしれないが、それ以上に「地域で共に子どもを育てる」とか「地域で共に暮らす」象徴的な取組ではないかとぼくは捉えている。カレーライスだけでなく、梨や葡萄のデザートも添えられ、コーヒーや紅茶も供された豪華な夕食だった。妻がグループホームに入居するまでの数年間、ぼくたちはパンジーに毎日のようにお世話になった。実は、ぼくは認知症が介護保険の対象になることを長く知らなかった。

俳句フォトエッセイ

俳句とはいったい何か秋驟雨

初心者の句会で、Aさんが「どうしても季語が入らなくて」と言う。「娘さんと一緒にお母さんのお見舞いに行き、一緒にハグしている写真が送られてきて、何だかすごく感動したの。それを俳句に詠みたくって」と仰る。「俳句は短いから、全部入れるのは難しいですね。焦点を決めてやってみましょう」といくつか添削例を示したが、どうも納得がいかないという表情だ。指摘するポイントがずれていたのだろう。しかし、「俳句にしよう」と悪戦苦闘したおかげでこのエピソードは長くAさんの心に残るのではないだろうか。小学校1年生を指導していた時に、こんな作品が出てきた。

俳句フォトエッセイ

燕湯や燕飛ぶ飛ぶ燕飛ぶ

【銭湯紀行】その15御徒町燕湯三郷の日だった。認知症のデイサービスで利用者さんと俳句を楽しむ日だ。面白い俳句ができる。もう少し食べたいものは揖保乃糸食べるならうどん屋さんのかき氷この辺のかき氷ならあそこだな田舎には田舎の味のかき氷帰りの電車が寒い。最高気温が23度というのに、冷房ががんがん効いている。長袖を2枚重ねているのに冷気が染み渡ってくる。どうにかならないものか。冷え切って風邪をひく前に「風呂で温まろう」。そう考えて銭湯を探した。千代田線、湯島駅から歩いて5分の場所に燕湯がある。「今日はここにしよう」。位置としては、御徒町の松坂屋より、少し秋葉原に寄ったところだ。行ってみて驚いた。

俳句フォトエッセイ

春寒の風吹き抜くる三郷駅

暦の上で春になったと思ったら、途端に寒くなった。ぼくは、埼玉の三郷まで毎月一度行く。デイサービスとグループホームのお年寄りと一緒に俳句を楽しむためだ。この日も楽しかった。一月は休みだったので、お正月の俳句と節分の俳句を一緒に考えた。お年玉あげるの楽しみお正月へえ、孫が来てくれてお年玉をあげるのが楽しみなんだと妙に納得した。逆に孫たちから逃げ回っているお正月という句もあった。お節料理では一番美味しいのは数の子という人が多かった。数の子をぽりぽり食べるせち料理途中で図らずも「もういくつ寝るとお正月」の歌をみんなで歌ったりした。

俳句フォトエッセイ

石蕗やリール俳句のあれやこれ

いよいよ大晦日になった。M君に「君の今年の漢字は何か?」と問われた。「うーん」と一瞬考え、頭に浮かんだ漢字は「活」である。考えれば考えるほど、活きて、活かされた一年だったと思う。①感泣亭に人が集い、活きた場所になった。シュトーレンの史ちゃんは「感泣亭恐るべし」と呟いた。サロンd e感泣亭に加えて「あなたを語る会」「読書会」「言葉の部屋」などの取り組みが生まれ、順調に推移した。ワインの会やプリンの会など皆で楽しんだ。②俳句フォトの会が生まれ、成長した。各地でのイベント、研修会が行われ活き活きと活動できた。