俳句フォトエッセイ2025.07.08地下通路煌々として梅雨湿り小山正見屋根を打つ雨の音で朝4時に目が覚めた。雨漏りがないか気になった。もう一度寝たら、寝過ごしてしまった。今日は、立川国際高校附属小学校に授業に行く。今年で4年目だ。この学校は面白い。4年前は、1年生しかいなかった。年に1学年ずつ増えていき、今年は4年生までが在籍している。慌てて家を出る。どうにか間に合いそうだ。活気のある2年生だった。60分で20句も30句も詠む子がいて舌を巻いた。理解力が半端ない。最後に一番気に入った俳句を選び清書するのだが、どの子も自分の力で選ぶことができる。これにも感心した。最近は、自分で「選ぶ」ことのできない子が増えている。たかが俳句だが「自分で選ぶ」ことは今求められる能力の一つである。「俳句は決断力」なのだ。授業を終えてから中央線で新宿に出た。最近は、地下鉄の副都心線を使うことが多く、JRの新宿駅は久しぶりだ。驚いたのは、東西を繋ぐ自由通路ができていたことだ。柱に張り巡らせたディスプレイが眩しい。世の中はいつの間にか変わる。ぼくの知らないうちに・・・心配になって、改札口のすぐ近くにある喫茶店ベルクを見に行った。「あった」1990年開店というから、すでに35年になる。新宿を起点とした旅に出る時は、いつもこの店に立ち寄ってきた。朝7時から夜の11時まで営業している。コーヒーは今時220円。ビールは330円。モーニングも安い。何となくノスタルジーを感じる店だ。昔は喫煙可の店だったはずだが、今は全面禁煙。ぼくにとってはOKだ。特製の無添加のマヨネーズやケチャップ、バジルペーストまで売っている。愉快な店だ。存在を確認して外に出たら、雨が止んでいた。しかし、西の空に巨大な入道雲が聳えている。もう一雨来るのは覚悟しなければならないだろう。今日は、これから昔の懐かしい仲間と会うことになっている。どんな顔になっているだろうか。
屋根を打つ雨の音で朝4時に目が覚めた。雨漏りがないか気になった。もう一度寝たら、寝過ごしてしまった。
今日は、立川国際高校附属小学校に授業に行く。今年で4年目だ。この学校は面白い。4年前は、1年生しかいなかった。年に1学年ずつ増えていき、今年は4年生までが在籍している。
慌てて家を出る。どうにか間に合いそうだ。
活気のある2年生だった。60分で20句も30句も詠む子がいて舌を巻いた。理解力が半端ない。最後に一番気に入った俳句を選び清書するのだが、どの子も自分の力で選ぶことができる。これにも感心した。
最近は、自分で「選ぶ」ことのできない子が増えている。たかが俳句だが「自分で選ぶ」ことは今求められる能力の一つである。「俳句は決断力」なのだ。
授業を終えてから中央線で新宿に出た。最近は、地下鉄の副都心線を使うことが多く、JRの新宿駅は久しぶりだ。驚いたのは、東西を繋ぐ自由通路ができていたことだ。柱に張り巡らせたディスプレイが眩しい。
世の中はいつの間にか変わる。ぼくの知らないうちに・・・
心配になって、改札口のすぐ近くにある喫茶店ベルクを見に行った。
「あった」
1990年開店というから、すでに35年になる。新宿を起点とした旅に出る時は、いつもこの店に立ち寄ってきた。朝7時から夜の11時まで営業している。コーヒーは今時220円。ビールは330円。モーニングも安い。何となくノスタルジーを感じる店だ。昔は喫煙可の店だったはずだが、今は全面禁煙。ぼくにとってはOKだ。
特製の無添加のマヨネーズやケチャップ、バジルペーストまで売っている。愉快な店だ。
存在を確認して外に出たら、雨が止んでいた。しかし、西の空に巨大な入道雲が聳えている。もう一雨来るのは覚悟しなければならないだろう。
今日は、これから昔の懐かしい仲間と会うことになっている。どんな顔になっているだろうか。