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寝ていればそれだけで良き真冬かな

小山正見

本当は鎌倉吟行に行くはずだった。
行けなくなったのは、ギックリ腰になったからだ。
夕方から何となく腰に違和感があった。それがだんだん強くなり、動くのも苦痛になった。
夜ある打合せをzoomでしていた時、
「腰が痛いんだ」
と愚痴を口にした。症状を話したら
「ギックリ腰じゃないの」
と言われてびっくりした。ギックリ腰とは、重いものを持ち上げたり、妙な動きをした時に「ギクッ」となるのがギックリ腰だと思い込んでいたからだ。症状を入力し、A Iで調べてみたら「典型的なギックリ腰です」と出た。
朝になってもまるで起きられない。立ち上がるのも一歩歩くのも苦痛だった。鎌倉は諦めるしかない。
あった予定がぽっかり空いた。こんな日は考えようによっては、時間をプレゼントされたようなものだ。
映画を観ることにした。Amazon primeで探した。高倉健の映画が出てきた。
「駅 STATION」である。
高倉健は、オリンピックの射撃の選手にもなった寡黙な刑事の役である。
もちろん彼の演技も良かったが、すず子を演じた烏丸せつこのあどけなさと、桐子役の倍賞千恵子の色気が心に残った。それに冬の北海道の自然の映像が抜群だった。 
この映画は1981年の作品だが、その頃は子供が沢山いたことが映像から伝わってきて、興味深かった。
動かなければ痛くないし、映画も観たし、久しぶりにネットで囲碁もしたし、空いた時間もなかなか乙なものだと思った。
ギックリ腰が治るには数日かかるらしいが、明日はまた明日である。