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川崎は バスの街なり 夏兆す

小山正見

5/18付東京新聞川崎版に「小山正見のかわさき俳句フォト」が掲載されています。
どうぞご覧ください。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/405572

 川崎駅を出発するバス路線は驚くほど多い。埋め立て地先端の扇島に向かうバスもあれば、ディズニーランドへの直通バスもある。川崎区では、網の目のようにバス路線が張り巡らされている。ワンコイン100円で市立川崎病院へ行けるバスまである。
 多摩区など西部の各区も同様だ。大きく広がった住宅街の生活には車が必須。なければバスに頼るしかない。高齢化が進めば、バスの役割は一層大きくなるに違いない。
 川崎のバス交通の半分を占めるのは、市営バスである。2023年度の実車走行距離は約1100万キロに上る。地球を275周する距離だ。市交通局が力を入れているのは「安全」である。運転手さんは、乗客が席に座ったことを確認して発車するよう気を配っている。ベビーカーに子どもを座らせたまま乗車できる固定用座席も常設され、乗降しやすいノンステップバスの導入割合は94%に上る。
 バスを利用する際、一番気になるのは発着の時刻。時刻表通りに来ないと、「あと何分待てば良いのか」とイライラしてしまう。どうすればいいのか、交通局の担当者に尋ねた。教えてくれたのは「市バスナビ」や「臨港バスナビ」などのサイト。ここを見れば、バスがいつ来るか分かるのだという。さらに調べると、「バスあと何分?」などの無料アプリもあった。うまく活用して川崎のバスを使いこなしたいものだ。
<おやま・まさみ> 1948年川崎市生まれ。東京都江東区立八名川小学校長などを歴任。子どもたちが俳句に親しむための授業に取り組み、日本学校俳句研究会代表。「梓」俳句会同人、現代俳句協会会員。川崎市中原区でコミュニティースペース「感泣(かんきゅう)亭」を主宰。WEBサイト「みんなで楽しむ俳句フォト」でも情報を発信している。