俳句フォトエッセイ2026.05.20春なれば嬉し新しキーボード小山正見昨日と同じ写真である。AppleのiPadである。購入したのは、この4月。これまで使っていたiPad Proの動きがおかしくなってきたからである。もう10年近く使ってきたから仕方がない。ぼくは、このiPadのお陰で家から離れた場所で仕事をすることが可能になった。そういう意味では、恩人のようなものだ。新しいiPadを買おうか買うまいか、一瞬迷った。というのは、最近iPhoneでも十分文章を打つことができると分かったからである。フリック入力を使えば、電車の中でも公園のベンチでも文章を打つことができる。電車に乗っている間に、時にはエッセイの一つぐらい書けてしまう。しかしと思い直し一番安いiPadを買うことにした。それでも高い。清水から飛び降りる思いだ。さて、キーボードをどうするか。純正のMagic Keyboardの値段を見たら、4万円以上する。iPadの値段とそれほど変わらない。そこで、互換性のあるBluetoothのキーボードを探した。以前にも使ったことがある。小さくて折り畳め、持ち運びが楽なものだった。その時は、iPhoneと連動させたことを思い出した。キーボード売り場には、ピンからキリまで様々なキーボードが並んでいる。その中から、iPadのカバーを兼ねたBluetoothのキーボードを見つけ、購入した。ところが、これが全く使い物にならなかった。勝手にキーが飛ぶ。画面がちょっとしたタッチミスで切り替わってしまう。仕方なく、iPad用の中古のキーボードを探した。一番安いものは9千円だった。それは、中学生が3年間も使い回していたもので、汚れがこびり付いていた。気持ちよく使えそうなものは3万円近くする。だったら、新品を買っても大差はない。「大丈夫だろうか?」と不安を抱えながら使うより良いのではないか。頭に浮かんだのは、自分の年齢のことだ。今78歳。父が他界したのは86歳だった。似たようなものと考えれば、ぼくに残された時間はあと8年ほどに過ぎない。物価高で不安はあるとは言え、今のところ生活に困ることはない。時々、小銭も入ってくる。一番の願いは穏やかに好きなことをして残りの人生を過ごすことだ。そう考えたら結論が出た。「新しいキーボードを買おう」そして、ぼくは閉店5分前のApple Storeに飛び込んだ。使ってみたら、極めて具合が良い。キータッチの音が心地よい。
昨日と同じ写真である。AppleのiPadである。購入したのは、この4月。これまで使っていたiPad Proの動きがおかしくなってきたからである。もう10年近く使ってきたから仕方がない。ぼくは、このiPadのお陰で家から離れた場所で仕事をすることが可能になった。そういう意味では、恩人のようなものだ。
新しいiPadを買おうか買うまいか、一瞬迷った。というのは、最近iPhoneでも十分文章を打つことができると分かったからである。フリック入力を使えば、電車の中でも公園のベンチでも文章を打つことができる。電車に乗っている間に、時にはエッセイの一つぐらい書けてしまう。
しかしと思い直し一番安いiPadを買うことにした。それでも高い。清水から飛び降りる思いだ。
さて、キーボードをどうするか。純正のMagic Keyboardの値段を見たら、4万円以上する。iPadの値段とそれほど変わらない。
そこで、互換性のあるBluetoothのキーボードを探した。以前にも使ったことがある。小さくて折り畳め、持ち運びが楽なものだった。その時は、iPhoneと連動させたことを思い出した。
キーボード売り場には、ピンからキリまで様々なキーボードが並んでいる。その中から、iPadのカバーを兼ねたBluetoothのキーボードを見つけ、購入した。
ところが、これが全く使い物にならなかった。勝手にキーが飛ぶ。画面がちょっとしたタッチミスで切り替わってしまう。
仕方なく、iPad用の中古のキーボードを探した。一番安いものは9千円だった。それは、中学生が3年間も使い回していたもので、汚れがこびり付いていた。気持ちよく使えそうなものは3万円近くする。だったら、新品を買っても大差はない。「大丈夫だろうか?」と不安を抱えながら使うより良いのではないか。
頭に浮かんだのは、自分の年齢のことだ。今78歳。父が他界したのは86歳だった。似たようなものと考えれば、ぼくに残された時間はあと8年ほどに過ぎない。
物価高で不安はあるとは言え、今のところ生活に困ることはない。時々、小銭も入ってくる。
一番の願いは穏やかに好きなことをして残りの人生を過ごすことだ。
そう考えたら結論が出た。
「新しいキーボードを買おう」
そして、ぼくは閉店5分前のApple Storeに飛び込んだ。
使ってみたら、極めて具合が良い。キータッチの音が心地よい。