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気持ちよい

俳句フォトエッセイ

熱風の中に涼風アウフグース

【銭湯紀行】17川崎朝日湯源泉ゆいる連載のお礼と総集編の打ち合わせに東京新聞の川崎支局に向かった。支局長にお目にかかるのもこれが最後になるかもしれない。支局長は丁寧にぼくを出口まで見送ってくれた。ぼくには一つの仕事を終えた安堵があった。「さて」と考えた。「そうだ、ゆいるに行こう」ゆいるは浜川崎の近くにあるスーパー銭湯だ。結構評判が高い。川崎駅から送迎のバスもあるが、臨港バスに乗ることにした。かつて取材した大島劇場の先、鋼管二丁目で降りて歩く。ゆいるはスーパー銭湯としては意外とコンパクトだった。1階は食堂、2階が風呂。そして3階が休憩スペースになっている。料金は高めだ。

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鶴亀の戯れてゐる夏の夕

【銭湯紀行】その16東大島春の湯歴史のある銭湯なのだろう。見事な欄間彫刻の透かし彫りである。よく見ると鶴亀が戯れている。長寿への願いが込められているのだろう。江東区の某小学校で俳句の教員研修会を行った。学校が建て替え改装中だったので、仮校舎だった。何度も行って知っている場所なのだが、何となく記憶が曖昧だ。いつものことだが、よく調べもしないで行くので間違えたらどうしようと不安があった。無事辿り着くと、新しい校長先生が迎えて下さった。副校長先生もここでは初対面だったが、他区でぼくの授業を受けたことがあり、句集『大花野』も読んでいて下さった。

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一風呂を浴びたる後の氷菓かな

【銭湯紀行】その11大岡山八幡浴場まだ5月だというのに、夏日!真夏日!先が思いやられる。いったい何処をほっつき歩いたのか、歩数計を見たら一万六千歩を超えている。こんな時は銭湯に限る。近くの銭湯をスマホの検索で調べてみる。ところが「ここがいいな」と思うと休みなのだ。月曜日を定休日にしている銭湯が多いということだ。結局、目黒線の大岡山にある八幡浴場に決めた。大岡山は北口は商店街が続いているが南口は工大のキャンパスと閑静な住宅地が隣り合っている。その住宅街の路地を入ったところに八幡浴場は佇んでいた。小ぶりの浴場だが、熱くもなくぬるくもない湯。温度にすると42度程度だろう。

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新緑の下なる時間つぶしかな

若干暑いが、それでも5月らしい気持ち良い天気の日が続いている。某小学校での俳句の授業が終わってから、妻の入居しているグループホームに向かった。このグループホームにお世話になってもう5年半を過ぎる。幸せなのは、良いスタッフに恵まれたことだ。病気の進行は仕方がないし、人も選べない。入居に当たってたくさんのホームを見学・比較したわけでもない。運としか言いようがないが、明るくて穏やかで面倒見が良いスタッフがこのホームには大勢いた。しかも、そのスタッフが継続して勤務してくれている。有難いことだと思わざるを得ない。もう一つ良いことがあった。面会がほとんど制限されなかったことだ。

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春なれば嬉し新しキーボード

昨日と同じ写真である。AppleのiPadである。購入したのは、この4月。これまで使っていたiPad Proの動きがおかしくなってきたからである。もう10年近く使ってきたから仕方がない。ぼくは、このiPadのお陰で家から離れた場所で仕事をすることが可能になった。そういう意味では、恩人のようなものだ。新しいiPadを買おうか買うまいか、一瞬迷った。というのは、最近iPhoneでも十分文章を打つことができると分かったからである。フリック入力を使えば、電車の中でも公園のベンチでも文章を打つことができる。電車に乗っている間に、時にはエッセイの一つぐらい書けてしまう。