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果てしなきおしゃべり春惜しみけり

小山正見

【銭湯紀行その5】
自由が丘 みどり湯

今日は、自由が丘に近い「みどり湯」だ。東急大井町線の緑ヶ丘からかつて川だった緑道を辿って7、8分であろうか。住宅地のど真ん中にある銭湯だ。
もう10年近く前だが、この近くのA病院に通ったことがある。
妻の認知症治療の関係である。大学病院の「物忘れ外来」でお世話になった先生が異動されたからだ。
科目は内科なのに、20分も30分も時間をとってくれた。通院は妻が施設に入るまで続いた。
そんなことを思い出しながら、道を歩く。
みどり湯は、新しくモダンな銭湯だった。入口もエントランスも清潔そうだ。
浴室の壁にはモダンな富士山が聳えていた。サウナ、水風呂それにジェットバス。シンプルな構成だ。しかし、湯の温度は熱くもぬるくもない。まさに適温である。
利用者は概ね若い。年配者はほとんどいない。
若者が3人おしゃべりを続けている。いかにも仲良し3人組という感じ。
「仲良くしてなりたいのに、話しかけないでくれ」と言われたとか。そんな言葉が耳に飛び込んでくる。友達関係は難しい。
高校生かと思ったが、大学生だ。
近くに東工大、今の東京科学大学がある。あそこの学生かもしれない。エリートの卵でも話題はたわいもないものだ。
帰りは自由が丘に出た。飲み屋街のネオンが眩しい。夜風がいつの間にか暖かい。

みどり湯
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