俳句フォトエッセイ2026.06.01点々と百合の木の花風そよぐ小山正見つい最近まで、百合の木というものがあることさえ知らなかった。まして、そこに花が咲いているとは!考えてみれば当たり前のことだが、想像が及ばなかった。この日はプラタナス、つまりすずかけにもまあるい玉のような花があることも知った。現在、一緒に江東区中学校俳句部を指導しているAさんのおかげである。花や木の名前がわかると句がグッと具体的になる。冒頭の句、子どもたちの句会に一緒に出した句だ。「風そよぐ」が如何にも安易で苦し紛れだ。思い付かなくても、時間の中でとにかく仕上げることが大事という社会通念を優先した形だ。江東区中学校俳句部は2012年に誕生した。ぼくが、俳句担当の職に就いて2年目のことだ。前年に小学校での俳句授業を出発させたが、「中学をどうするか」。そこで提案したのが、中学校俳句部だった。常任講師として、若手俳人の堀本裕樹氏を迎えた。まだ彼がブレイクする以前である。加えてもう一人ゲストを迎える月も多かった。各分野の第一人者を迎えることもあった。お茶の水女子大学の元学長で漢文学の権威である佐藤保氏、詩人の比留間一成氏、歌人の笹公人氏などである。時には俳人の高柳克弘氏と堀本裕樹氏の両人に指導を受けたこともあった。なんとも贅沢である。15年続いたのだから、責任は果たせたのではないかと思う。
つい最近まで、百合の木というものがあることさえ知らなかった。まして、そこに花が咲いているとは!考えてみれば当たり前のことだが、想像が及ばなかった。この日はプラタナス、つまりすずかけにもまあるい玉のような花があることも知った。
現在、一緒に江東区中学校俳句部を指導しているAさんのおかげである。花や木の名前がわかると句がグッと具体的になる。
冒頭の句、子どもたちの句会に一緒に出した句だ。「風そよぐ」が如何にも安易で苦し紛れだ。
思い付かなくても、時間の中でとにかく仕上げることが大事という社会通念を優先した形だ。
江東区中学校俳句部は2012年に誕生した。ぼくが、俳句担当の職に就いて2年目のことだ。
前年に小学校での俳句授業を出発させたが、「中学をどうするか」。
そこで提案したのが、中学校俳句部だった。
常任講師として、若手俳人の堀本裕樹氏を迎えた。まだ彼がブレイクする以前である。加えてもう一人ゲストを迎える月も多かった。各分野の第一人者を迎えることもあった。お茶の水女子大学の元学長で漢文学の権威である佐藤保氏、詩人の比留間一成氏、歌人の笹公人氏などである。
時には俳人の高柳克弘氏と堀本裕樹氏の両人に指導を受けたこともあった。なんとも贅沢である。
15年続いたのだから、責任は果たせたのではないかと思う。