俳句フォトエッセイ2025.10.25秋の色ここは亀戸猿田彦小山正見猿田彦と言うのは、コーヒーチェーンの名前だ。スターバックスとか、タリーズとか、ドトールコーヒーとかと同じである。しかし、名前がいいではないか。猿田彦は、日本神話に出てくる神様で天狗の原型と言われている。ぼくはこのコーヒー屋を武蔵小杉で知った。小さな店で店内はお洒落。混んでいて中々入れなかった。亀戸の猿田彦珈琲は広く、明るく開放感がある。天狗は出そうにもないが、珈琲は美味かった。この日は江東区の第二亀戸小学校の俳句の授業だった。この学校は俳句の盛んな学校で、昨年はきごさい俳句大会の学校賞を獲得。今年も俳人協会のジュニア俳句コンクールの学校賞を獲得している。学校の形が面白い。校舎の外観は普通だが、中に入ると亀の甲羅の形に様々なものが配置されている。亀戸の特色を生かそうというわけだ。ぼくが訪れた同じ時間に、亀戸大根の授業をされるゲストティーチャーの方がおいでになっていた。亀戸大根は葉っぱの付け根まで白いそうだ。近年は葛飾区で栽培されているという。確か亀戸の老舗、桝本のお弁当には、この亀戸大根が使われている筈だ。亀戸大根は江戸時代に香取神社の周辺で栽培され、当時は「おかめ大根」とか「お多福大根」の名で流通していたらしい。学校に着いたら、江東区の本多教育長がおいでになっていた。授業を参観してくれるという。お忙しいのにありがたい事だ。本多先生とは旧知の仲だ。ぼくが、15年前、相談員として区役所に入った時、当時の学校支援課長が本多先生だった。本多先生が、俳句に関心を持ち、区内全域での俳句教育が始まった歴史がある。江東区の俳句教育の発展は本多先生のおかげと言って良い。彼は、真っ赤なアルバロク東京のユニフォームを着て現れた。気さくな方なのだ。授業は楽しかった。素直でやる気のある子供たち。休み時間になっても俳句を作り続けている。教える方も気分が良い。5年3組だった。ぼくも小学生の時、5年3組だったのだ。心地よい疲れを感じながら帰路についた。
猿田彦と言うのは、コーヒーチェーンの名前だ。スターバックスとか、タリーズとか、ドトールコーヒーとかと同じである。しかし、名前がいいではないか。猿田彦は、日本神話に出てくる神様で天狗の原型と言われている。ぼくはこのコーヒー屋を武蔵小杉で知った。小さな店で店内はお洒落。混んでいて中々入れなかった。
亀戸の猿田彦珈琲は広く、明るく開放感がある。
天狗は出そうにもないが、珈琲は美味かった。
この日は江東区の第二亀戸小学校の俳句の授業だった。この学校は俳句の盛んな学校で、昨年はきごさい俳句大会の学校賞を獲得。今年も俳人協会のジュニア俳句コンクールの学校賞を獲得している。
学校の形が面白い。校舎の外観は普通だが、中に入ると亀の甲羅の形に様々なものが配置されている。亀戸の特色を生かそうというわけだ。
ぼくが訪れた同じ時間に、亀戸大根の授業をされるゲストティーチャーの方がおいでになっていた。
亀戸大根は葉っぱの付け根まで白いそうだ。近年は葛飾区で栽培されているという。確か亀戸の老舗、桝本のお弁当には、この亀戸大根が使われている筈だ。
亀戸大根は江戸時代に香取神社の周辺で栽培され、当時は「おかめ大根」とか「お多福大根」の名で流通していたらしい。
学校に着いたら、江東区の本多教育長がおいでになっていた。授業を参観してくれるという。お忙しいのにありがたい事だ。
本多先生とは旧知の仲だ。
ぼくが、15年前、相談員として区役所に入った時、当時の学校支援課長が本多先生だった。本多先生が、俳句に関心を持ち、区内全域での俳句教育が始まった歴史がある。江東区の俳句教育の発展は本多先生のおかげと言って良い。
彼は、真っ赤なアルバロク東京のユニフォームを着て現れた。気さくな方なのだ。
授業は楽しかった。素直でやる気のある子供たち。休み時間になっても俳句を作り続けている。教える方も気分が良い。
5年3組だった。ぼくも小学生の時、5年3組だったのだ。
心地よい疲れを感じながら帰路についた。