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絵を描(か)きて描(か)きて描(えが)きて青野へと

小山正見

西田匠君の二人展にお邪魔した。匠君のことは、生まれた時から存じ上げていた。
匠君のお母さんが私の妻と同じパルシステムで働いていた同僚だったからだ。お世話になった。
我が家の食卓では、匠君の話題が度々出た。
匠君はいわゆるダウン症で、発達に課題を抱えていた。
障害の問題は病気の問題と同様、家族にとっては重い課題だ。
その課題を匠君と西田家は、絵を描くことを中心に乗り切ってきた。
匠君は2006年生まれだから今年18歳。
この展覧会は高校卒業を記念して企画されたものだ。
会った匠君は実に実にいい顔をしていた。お父さんもお母さんもいい顔をしていた。
一緒に写真を何枚も撮った。
場所はグレープブルーツギャラリー。アトリエグループフルーツの本拠地である。
アトリエグループフルーツについては、以下のホームページに詳しい。
https://grapefruit-3.jimdosite.com/

兎にも角にも、この場所を得たということ、良き人に囲まれて育ってきたことが、彼の笑顔の源泉だと思った。
幸せに生きるというのはこういうことかと思った。
この展覧会は明日5/25まで。場所は練馬区南大泉4-33-11グループフルーツギャラリーである。
秋にはお母さんと匠君の二人展を練馬駅の近くで行うと言う。
今日は一人で行ったが今度は友人を誘って行きたいと思う。
幸せとは何かを知るために。