【初心者歓迎】俳句フォトの会 会員申込はこちら

多摩川台公園

俳句フォトエッセイ

紫陽花に頬を寄せたる写真かな

梅雨時の花と言えば誰もが紫陽花をあげるだろう。東急線多摩川駅から近い多摩川台公園に足を運んだ。ここは、斜面が紫陽花苑になっている。薄日の差す梅雨の晴れ間だった。予想以上の人出である。多いのは、やはり西洋紫陽花だ。青や赤の手毬のような花が微かに揺れている。しかし、日本古来の額紫陽花も負けていない。かつては、白と青の地味な色の取り合わせがほとんどだったが、最近は色鮮やかなものが増えた。品種改良のおかげだろう。目を見張ったのは額が薄くピンクで彩られた紫陽花だった。真ん中の蕾のような花が宝石のように輝いている。

俳句フォトエッセイ

六月のモチーフとして七変化

場所は、多摩川台公園である。東急線多摩川駅からすぐである。先日はここで会津ワイヤー会の俳句フォトの会を行った。古墳が残されていることでも有名である。立派な古墳展示室もある。松の林の向こうに多摩川の流れが見え、なかなかの散歩コースである。この公園の登り口が紫陽花園になっている。今が見頃とあってけっこうな人出だ。キャンバスを立て、スケッチをしているかと思うと、浴衣のモデルさんを囲んでの撮影会も行われていた。紫陽花は、それほど「絵になる」ということだろう。6月の日本を代表する花と言えば、誰だって「紫陽花」と答えるに違いない。今では、種類も豊富だ。新しい品種も増えている。

俳句フォトエッセイ

新緑を浴びる如くに実踏す

実踏とは、実地踏査のことで、「遠足の実踏」などと使う。教師の業界言葉かもしれない。俳句フォトの会の5月例会は、5月17日(日)である。昨年の春は王禅寺を吟行した。秋は深川だった。句会場を感泣亭にした時、絶好な場所が2つある。一つは多摩川台公園。東急線多摩川駅のすぐ前だに位置する公園だ。こちらは4月29日(水)に会津ワイナリー会主催の俳句会フォト吟行で行くことになっているので、例会の方は、もう一つの綱島公園にした。綱島の駅からわずか2、3分で綱島公園に着く。入口には綱島稲荷神社がある。脇の細い道を登っていくと綱島公園だ。古墳や林をくぐると広場に出る。晴れた日には富士山も望めそうだ。

俳句フォトエッセイ

まだまだと田園調布の桜かな

今日は一転して雨模様だが、昨日は雲一つない青空に桜が映えていた。花冷えのおかげで、桜の花の命はわずかに延びているようだ。それにしても、田園調布駅前の桜は勢いが良い。すでに枝の最上部まで花開いている。上野公園の桜では、そのボリュームが20年前と比べると30パーセントから40パーセントも減っているというが、確かに昔の桜はどこでも視界を埋め尽くすほどの花に満ちていた気がする。ご存知のように、ソメイヨシノはクローンである。自然の山桜よりずっと短命だ。弘前城の桜はりんご栽培の技術を使い、剪定を適切にすることで、桜の寿命を延ばしている。しかし、それも時間の問題だろう。

俳句フォトエッセイ

秋の薔薇古き駅舎の供のごと

東急線田園調布の駅舎である。「駅舎だった」という方が正確だろう。東急線は今は地下ホームになっており、古いこの駅舎は今はモニュメントである。大豪邸が立ち並ぶ田園調布をぼくは好きだ。駅前の窓の大きなカフェで数時間を過ごし、田園調布の町を散策する。それは、時にはぼくの日課のようにさえなっている。。特に夕暮れ時の田園調布の町は美しい。広い庭の奥の洒落た家屋の窓に灯が灯る。。絵本の中にいるような錯覚に陥る。時には、住宅街の中にある画廊でひとときを過ごす。多摩川台公園まで足を伸ばし、台地から多摩川の流れを見下ろすこともある。しかし、負け惜しみではないが、ここに住むのは大変だろうなとも思う。