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イベント開催報告:川崎市王禅寺 俳句フォト吟行(4月27日)

2025年4月27日(日)、川崎市麻生区の王禅寺地区で、「俳句フォト吟行」を行いました。
当日は好天に恵まれ、たくさんの方にご参加いただきました。

今回は、俳句フォトとして初めての吟行の試みとなり、これまでにない新たな活動の第一歩となりました。

集合は柿生駅。バスで移動し、王禅寺ふるさと公園からスタートしました。
白井先生による、王禅寺や琴平神社の歴史・自然にまつわる解説を聞きながら、撮影と散策を楽しみました。

王禅寺では、柿生の地名の由来となったとされる「禅師丸柿」の原木や、延喜21年(921年)に創建されたと伝わる歴史ある本殿を訪れました。
また、散策の途中では、秋の収穫を願って禅師丸柿の苗を植えた故事や、麻生区に伝わる古道や史跡についても紹介され、参加者一同、写真を撮りながら土地の歴史の奥深さに触れる機会となりました。

続いて訪れた琴平神社では、志村宮司が直接ご案内くださり、神社の由緒や歴史、平成19年(2007年)の再建にまつわる話、社殿に奉納された色鮮やかな天井画について、詳しいご説明をいただきました。
特別に許可を得て、天井画を間近で拝観できたことも、貴重な体験となりました。

その後、琴平神社に隣接する琴平会館に移動し、ふみちゃん特製のビリヤニのお弁当をいただきながら昼食タイムとなりました。
スパイスの香る美味しいご飯を楽しんだあと、参加者全員で句会が始まりました。

初めて参加された方も、ベテランの方も一緒になり、お互いの俳句フォトを鑑賞しながら和やかに、そして熱心に盛り上がりました。
参加者の皆さんから合計49点の俳句フォトが寄せられ、その中から参加者の投票によって「みんなで選ぶ最優秀賞」が、講師の小山正見による選出で「小山賞」がそれぞれ決定しました。

みんなで選ぶ最優秀賞にはTさんの俳句フォトが選ばれました。山肌を覆うように咲き誇る藤の花を大滝に見立てた、迫力と躍動感にあふれる作品でした。
また、小山賞にはKさんの俳句フォトが選ばれました。苔むす石段を見つめ、重ねられた古人の歩みを静かに感じ取った、味わい深い作品でした。

参加者の皆様からは、次のような声が寄せられました。

当日は神奈川新聞の取材もあり、俳句フォトの活動について6月頃に記事が掲載される予定だということです。

春の新緑の中で、自然と歴史を感じながら、俳句フォトを楽しんだ一日となりました。
ご参加いただいた皆さま、そして丁寧なご解説をいただいた白井先生、琴平神社であたたかく迎えてくださった志村宮司、関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。

今後も「俳句フォト」の吟行イベントなどを企画してまいりますので、次回の開催もどうぞ楽しみにお待ちください。

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