暑い日になった。門前仲町の駅を降りたら、目の前にカレーのCoCo壱があったので迷わず飛び込んだ。
ぼくはカレーライスが好きだ。何なら毎日でもいい。
かつては都内の有名だったカレー屋を巡ったこともある。
渋谷のムルギー、神保町の共栄堂、東銀座のナイルレストラン、新宿の中村屋etc
一番美味いと思った店、名前は忘れたが、もうない。味が良ければ商売に勝つというのでもなさそうだ。
CoCo壱に入ったのは生涯2度目だ。
最初の時は辟易としたのを思い出した。標準でのご飯の量が何と300グラムもあるのだ。確かにお腹いっぱいにはなるが、ぼくには多すぎる。ご飯の減量をタッチパネルで指示する。外食の多くがタッチパネル方式を採用しているので、これには慣れた。スムーズに注文できる。
気が付いたのはトッピングの多さだ。昔はカレーのバリエーションとしてあったのは、せいぜいカツカレーぐらいだった。それがとめどもなく増えている。そうか、CoCo壱はこのやり方で伸びてきたのか！
基のカレーは安くてもトッピングを増やすことによって儲けを確保できるという寸法だ。最近のラーメン屋にもこの方式は多い。
面白かったのは、目の前に大きく新作カレーのチラシがあったことだ。何と
「和の出汁カレー」とあり、たっぷりの鰹節が山盛りになっている。
ぼくはとても食べる気はしないが、一部には人気なのかもしれない。
急いだのは江東区内の某小学校での俳句研修会の時刻が迫っていたからだ。
この学校は１５年以上も前から俳句を特色とし、その授業を天皇皇后両陛下に見ていただいた程の学校だ。
先日は当時の立役者だったA先生の勤務する学校で授業中と研修会をしてきたばかりだ。何となく縁を感じる。
毎年研修会をしているので、大体のことはやり尽くした。そこで新機軸の「人生論俳句」を無理くりやることにした。
驚いたことに、このテーマで参加者全員が句を作った。流石は俳句の伝統校だと舌を巻いた。
しかも出来上がった句がなかなかなのだが。密かに紹介しよう。

人生は冒険の旅冬銀河
人生は徳を積んで大逆転@
人生はものさしなしの花吹雪
人生は耐えて良い色ふきのとう
人生は思いもよらぬ潮干狩
人生は腹八分目忘年会
人生は空を漂うしゃぼん玉