俳句フォトエッセイ2026.03.12区役所の山桜の肌艶めきぬ小山正見区役所の前庭に山桜が三本ある。植えたのはおよそ十年前だ。前庭に植えることで、俳句教育を区に根付かせたいと思った。幹は確実に太くなっている。趣旨を謳い寄付を募ったところ、約30万円が集まった。多くの人が応援してくれて植樹となった。植樹式では区長から挨拶をいただき、富岡八幡宮の宮司丸山総一氏にお祓いをしていただいた。俳人の長谷川櫂氏による講演も行われた。植樹された山桜の前には俳句教育の推進を願って、芭蕉の「さまざまなこと思ひ出す桜かな」のプレートが置かれている。ぼくは3年前に江東区の「俳句教育推進員」の職を辞したが、現在もS先生を中心に江東区の俳句教育はますます発展している。ぼく自身は、時々ピンチヒッターで江東区の学校で授業する。先生方の研修会だけはぼくの担当である。この日も区役所の近くの学校で俳句の研修会を行なった。この研修会で、一番強調したかったのは、こどもたちのやる気を引き出す指導の大切さについてだった。俳句の授業は子どものやる気がなければ成り立たない。「中七ができれば俳句ができる」とハードルを下げることもそうだが、子どもと目を合わせて話すことや子どもたちの間を歩き回り、出来具合を認め、励ますことなども大切である。授業を成立させる上で、教師の最大の武器は自分の目と自分の体であることを伝えたかった。それこそが子どものやる気と緊張感を作る源なのだ。研修会は楽しく進行した。先生方のリラックスした笑いが起きた。「俳句は難しくない」ということは伝わったようだ。とりあえずよしとしよう。山桜の芽もそろそろ出始めるだろう。
区役所の前庭に山桜が三本ある。植えたのはおよそ十年前だ。
前庭に植えることで、俳句教育を区に根付かせたいと思った。
幹は確実に太くなっている。
趣旨を謳い寄付を募ったところ、約30万円が集まった。多くの人が応援してくれて植樹となった。
植樹式では区長から挨拶をいただき、富岡八幡宮の宮司丸山総一氏にお祓いをしていただいた。俳人の長谷川櫂氏による講演も行われた。
植樹された山桜の前には俳句教育の推進を願って、芭蕉の「さまざまなこと思ひ出す桜かな」のプレートが置かれている。
ぼくは3年前に江東区の「俳句教育推進員」の職を辞したが、現在もS先生を中心に江東区の俳句教育はますます発展している。
ぼく自身は、時々ピンチヒッターで江東区の学校で授業する。先生方の研修会だけはぼくの担当である。
この日も区役所の近くの学校で俳句の研修会を行なった。
この研修会で、一番強調したかったのは、こどもたちのやる気を引き出す指導の大切さについてだった。
俳句の授業は子どものやる気がなければ成り立たない。
「中七ができれば俳句ができる」とハードルを下げることもそうだが、子どもと目を合わせて話すことや子どもたちの間を歩き回り、出来具合を認め、励ますことなども大切である。
授業を成立させる上で、教師の最大の武器は自分の目と自分の体であることを伝えたかった。それこそが子どものやる気と緊張感を作る源なのだ。
研修会は楽しく進行した。先生方のリラックスした笑いが起きた。
「俳句は難しくない」ということは伝わったようだ。
とりあえずよしとしよう。
山桜の芽もそろそろ出始めるだろう。