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戦(そよ)ぎたる風見上ぐれば竹の秋

小山正見

4月27日の俳句フォトの会「王禅寺吟行会」はスタッフを含めて参加者17名。これまでで最大規模の吟行会になった。
天候にも恵まれた。絶好の吟行日和である。
吟行は雨が降ってもそれなりの風情がある。どんな天気になっても構わないのだが、やはり晴れた方が気持ちが良い。俳句などできなくても歩いているだけで楽しいからだ。
集合地点の柿生駅で奇跡が起きた。案内役をお願いした白井先生と参加者のMさんが偶然にも高校の同級生だったのだ。50年ぶり!正に感動のご対面である。
王禅寺の新緑の楓は見事だ。そして風に戦ぐ竹林。生まれて初めて「竹の秋」を実感ができた。
(竹は他の木々と違って春に色を変え葉を落とすところからち「竹の秋」という言葉が生まれ、春の季語になっている。)
琴平神社では、宮司さんから本殿の天井絵の説明を受けた。特別講師の白井先生が地元の縁を生かして、頼んでくださったのだ。
こうしたオプションが一つ入るだけで吟行会がぐんと締まる。
参加者はどんどん写真を撮り、俳句フォトの材料を貯めていく。
句会には、総計49句の作品が出された。
参加者からは、次のような感想が寄せられた。
「今まで、折に触れてスマホで写真を撮っていたのですが、それに俳句を重ねて、さらに生活を豊かにできそうです。楽しめます。」
「写真を媒介にすると、次から次へと俳句が思い浮かんできて、新しい体験だった」
吟行会の全容は以下から

俳句フォトの会は、これまではイベントが中心だったが、
今後は月例会を中心にする会に移行したいと考えている。
俳句フォトの日常化を図る意図だ。
さて、どうなることか。