俳句フォトエッセイ2026.02.03春隣ひかり眩しき隅田川小山正見大寒である。一年で一番寒いと言われる日だが、陽射しは既に春の装いだ。写真は、東京を代表する川、隅田川。かつては大川と呼ばれた。夏の花火大会の源流は江戸時代まで遡ることができる。高度成長期には、下水道処理が追いつかず、一時は「死の川」とまで呼ばれた。しかし、現在では生態系も戻り、河岸のテラスもよく整備されてきている。ランニングをする人、散歩を楽しむ人、釣糸を垂れる人もいる。隅田川河岸は憩いの場所になっている。正面に見える橋は清洲橋だが、ドイツのケルンにあるヒンデンブルク橋を見本にしたと言われる。小名木川との合流点からの眺めは一幅の絵のようだ。目を反対側に転じれば新大橋が見える。この橋を俳聖と言われる松尾芭蕉は「ありがたやいただいて踏む橋の霜 」と詠んだ浮世絵師歌川広重は、江戸名所百景に「大はしあたけのゆうだち」を描いた。この有名な絵のレリーフは今も新大橋の中央の橋脚に飾られている。隅田川には勝鬨橋や永代橋を始め、20を超える橋が掛かっているが、その一つ一つ意匠が異なり、目を楽しませてくれる。大寒とは言え、あと2週間もすれば節分そして立春である。春はもうそこまで来ている。都政新報1/20付「暮らしを楽しむ俳句フォト」
大寒である。一年で一番寒いと言われる日だが、陽射しは既に春の装いだ。
写真は、東京を代表する川、隅田川。かつては大川と呼ばれた。夏の花火大会の源流は江戸時代まで遡ることができる。
高度成長期には、下水道処理が追いつかず、一時は「死の川」とまで呼ばれた。
しかし、現在では生態系も戻り、河岸のテラスもよく整備されてきている。ランニングをする人、散歩を楽しむ人、釣糸を垂れる人もいる。隅田川河岸は憩いの場所になっている。
正面に見える橋は清洲橋だが、ドイツのケルンにあるヒンデンブルク橋を見本にしたと言われる。
小名木川との合流点からの眺めは一幅の絵のようだ。
目を反対側に転じれば新大橋が見える。
この橋を俳聖と言われる松尾芭蕉は「ありがたやいただいて踏む橋の霜 」
と詠んだ浮世絵師歌川広重は、江戸名所百景に「大はしあたけのゆうだち」を描いた。この有名な絵のレリーフは今も新大橋の中央の橋脚に飾られている。
隅田川には勝鬨橋や永代橋を始め、20を超える橋が掛かっているが、その一つ一つ意匠が異なり、目を楽しませてくれる。
大寒とは言え、あと2週間もすれば節分そして立春である。
春はもうそこまで来ている。
都政新報1/20付「暮らしを楽しむ俳句フォト」