俳句フォトエッセイ2025.12.30樋口氏はぼくの恩人クリスマス小山正見思い返すと、ぼくは樋口健夫氏から時々の重要なポイントでプレゼントをもらっている。樋口健夫氏はナイジェリアやサウジアラビア、ネパール、ベトナムなど海外勤務に在職中のほとんどを費やした三井物産の敏腕の商社マンだ。そして、同時に「アイデアマラソン」の創始者であり、実践者である。樋口氏は、今でも毎日50のアイデアをノートに記すことを日課にしている。手術で入院していた時も欠かさないモーレツな人である。最初に出会ったのは、ぼくが奥田真丈先生が会長を務めていた「日本基礎教育学会」の事務局の仕事をしていた時だ。「面白い人がいる」というので、月例会で話をしていただいた。その時はサウジアラビアでの子育ての話だった。話を聞いて、ぼくは樋口氏に惚れ込んだ。学校に呼んで、子どもたちや保護者に話をしてもらったこともある。ぼくの著書『10分間俳句』も考え方の基本は樋口氏の『アイデアマラソン発想法』から学んだ。一緒に新島の小学校に授業しに行ったこともある。退職後、ぼくは父親で詩人の小山正孝の顕彰活動を中心に据えて生活しようと考えていた。すると樋口氏に「お父さんのお守りより自分のことをやれ」と言われた。こども俳句に邁進できたのは樋口さんの一言が大きかった。(正孝の顕彰活動が中途半端になったのは申し訳なかったが)今、この俳句フォトエッセイは、ぼくの生活の中心になり、生き甲斐にもなっているが、これも樋口氏の影響である。2年ほど前から樋口氏はLINEで毎日エッセイを送りつけて来た。それも毎日欠かさない。ぼくは簡単な感想を付けて返信しているうちに、真似してみようという気になった。エッセイには樋口さんから「オチをつけたらよい」とか「最後にもう一度俳句を置いたらよい」などのアドバイスもいただいた。樋口さんのエッセイは、ぼくの人生の終盤にとって最高のプレゼントだったかもしれない。一番最近はぼくの健康を心配して「ボールいっぱいの野菜サラダをドレッシングなしで食え」というアドバイスをいただいた。本人はそれを実践しているという。素晴らしい提案だが、これにはぼくは笑うしかない。
思い返すと、ぼくは樋口健夫氏から時々の重要なポイントでプレゼントをもらっている。
樋口健夫氏はナイジェリアやサウジアラビア、ネパール、ベトナムなど海外勤務に在職中のほとんどを費やした三井物産の敏腕の商社マンだ。
そして、同時に「アイデアマラソン」の創始者であり、実践者である。
樋口氏は、今でも毎日50のアイデアをノートに記すことを日課にしている。
手術で入院していた時も欠かさないモーレツな人である。
最初に出会ったのは、ぼくが奥田真丈先生が会長を務めていた「日本基礎教育学会」の事務局の仕事をしていた時だ。
「面白い人がいる」
というので、月例会で話をしていただいた。その時はサウジアラビアでの子育ての話だった。話を聞いて、ぼくは樋口氏に惚れ込んだ。
学校に呼んで、子どもたちや保護者に話をしてもらったこともある。
ぼくの著書『10分間俳句』も考え方の基本は樋口氏の『アイデアマラソン発想法』から学んだ。
一緒に新島の小学校に授業しに行ったこともある。
退職後、ぼくは父親で詩人の小山正孝の顕彰活動を中心に据えて生活しようと考えていた。すると樋口氏に「お父さんのお守りより自分のことをやれ」
と言われた。こども俳句に邁進できたのは樋口さんの一言が大きかった。
(正孝の顕彰活動が中途半端になったのは申し訳なかったが)
今、この俳句フォトエッセイは、ぼくの生活の中心になり、生き甲斐にもなっているが、これも樋口氏の影響である。
2年ほど前から樋口氏はLINEで毎日エッセイを送りつけて来た。それも毎日欠かさない。ぼくは簡単な感想を付けて返信しているうちに、真似してみようという気になった。エッセイには樋口さんから「オチをつけたらよい」とか「最後にもう一度俳句を置いたらよい」などのアドバイスもいただいた。樋口さんのエッセイは、ぼくの人生の終盤にとって最高のプレゼントだったかもしれない。
一番最近はぼくの健康を心配して「ボールいっぱいの野菜サラダをドレッシングなしで食え」というアドバイスをいただいた。本人はそれを実践しているという。
素晴らしい提案だが、これにはぼくは笑うしかない。