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終戦忌空席のあるコメダかな

小山正見

いつもコメダ珈琲店は混んでいる(元住吉店)。しかし、今日は空いていた。今日は終戦忌、お盆だからだろうか。
ぼくにとって喫茶店はお茶を飲んでゆっくりする場所と言うより、図書室であり作業場である。
今日は締切の近いエッセイを完成させ、いただいた句集を読む。モーニングを食べながら3時間半は過ごした。
学生時代に10時間喫茶店で過ごしたことがあるが、それを除けば一番便利に使ったのは業平橋のジョナサンである。24時間営業で、コーヒーは飲み放題だった。当時住んでいた団地から歩いて1分だったので、実に便利だった。夜の2時や3時迄居たことも稀ではなかった。
そのジョナサンで一番多く書いたのは、管理職試験対策の論文だった。ある出版社に頼まれて、問題を作成し「解答例」を書くのだ。最初は6ヶ月の約束だったが、最終的には18ヶ月担当した。校長になってからのことだ。
ある時は、都の管理職試験が終わってから「3日以内にお願いします」と言われて「解答例」を書いたこともある。
結構良い小遣い稼ぎになった。公務員は兼職禁止なので、今なら許されなかったかもしれない。
おかげでこの種の論文を書くコツは大体わかった。
筋が通った分かりやすい文章を書く勉強にもなったように思う。
ジョナサンの赤いイスが懐かしい。
業平橋のジョナサンは、一時は日本で一番売上高が高かったそうだが、この夏閉店したと聞く。跡地はマンションになるらしい。
ぼくの人生と同様ぼくの歴史も消えていくようだ。