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八名川小学校

俳句フォトエッセイ

年輪を重ねて回る走馬灯

写真の中央は、高野榮一先生である。ぼくは、港区の笄小学校で出会った。社会科のエキスパートであるが、校長先生としてぼくは尊敬している。鷹揚に職員の活動を見てくださり、決断する時は断固としておられた。ご一緒したのはたった一年であるが、その後の付き合いは長い。校長先生方の会に呼んで下さったり写真展のご案内をくださったりした。今年も我が家に近い武蔵小杉でグループ展が行われたので、先生が当番の日を狙って出かけた。「今、おいくつですか?」と伺ったら「90だよ」顔の皺には人生の年輪が刻まれているが、とてもそのように見えない。ぼくより一回り上だ。

俳句フォトエッセイ

思ひ出の詰まる校舎やカンナ咲く

「もうカンナか!」カンナの葉とはこれほど美しかったのか。見惚れる思いだ。その向こうに見えるのは八名川小学校の校舎だ。今年開校110年を迎える。ぼくは、赴任してからこの学校で6年を過ごした。その最初の年のトピックは「学習塾」との連携だった。珍しかったのだろう。これが大きく新聞に取り上げられた。裏を明かせば、算数の指導をしてくれる適当な先生がいなかっただけの話だ。「昼間は時間が空いていて、算数の指導ができる人はどこかにいないか?」そしてたどり着いたのが塾の先生だった。条件にぴったりだ。これが「塾との連携」とになった訳だ。記事の見出しはセンセーショナルだったが、内容はかなり正確に書いてくれた。

俳句フォトエッセイ

六月のモチーフとして七変化

場所は、多摩川台公園である。東急線多摩川駅からすぐである。先日はここで会津ワイヤー会の俳句フォトの会を行った。古墳が残されていることでも有名である。立派な古墳展示室もある。松の林の向こうに多摩川の流れが見え、なかなかの散歩コースである。この公園の登り口が紫陽花園になっている。今が見頃とあってけっこうな人出だ。キャンバスを立て、スケッチをしているかと思うと、浴衣のモデルさんを囲んでの撮影会も行われていた。紫陽花は、それほど「絵になる」ということだろう。6月の日本を代表する花と言えば、誰だって「紫陽花」と答えるに違いない。今では、種類も豊富だ。新しい品種も増えている。

俳句フォトエッセイ

百均と呼ばれし店のしゃぼん玉

元住吉にあった住吉書房がなくなってから1年半ほどが経った。1階には、ドラッグストアがすぐに入った。しかし、2階は開いたままだった。そこにようやく店が入った。Seriaである。ぼくは知らなかったが、大垣に本社がある「百均」の店だとわかった。全国に2000以上の店舗を持つという。元住吉には文房具屋もないが、百均に行けばだいたいの事務用品が揃うので安心である。ワインパーティを企画した時、ワイングラスをどうするか悩んだ。「まさか、紙コップというわけにはいかない」。そこで思い浮かんだのが百均だ。1つ100円のガラスのワイングラスが売られていたのには、感激した。

俳句フォトエッセイ

四月来る今年もやながわカレンダー

桜の開花が近いこの日、今年度最後の八名川句会が行われた。始まったのは、18年も前だっただろうか。八名川小学校で俳句教育に取り組み始めた頃である。お母さん方や地域の方々を対象に始めた句会だ。それがいまだに続いている。行くのヤダ泣きごねた子も卒業すこの日の最高点の俳句だ。子供の成長と、それを見守る地域の方々の思いが見えるようだ。帰り際に4月から始まる来年度の「八名川ファミリー」をいただいた。八名川小学校90周年の行事があった。今から20年前のことだ。式典と祝賀会だけで終わってはもったいない。残す財産はできないか?

俳句フォトエッセイ

早春の常盤湯に行く月曜日

常盤湯は江東区森下、常盤二丁目にある銭湯だ。先日、勇んで木曜日に行ったら定休日だった。だから今日は再チャレンジである。この日は森下駅近くの音楽喫茶サンメイトで俳句教室をした。オーナーの桜さんには、現役時代からお世話になっている。静かで落ち着ける素敵な喫茶店だ。時々音楽イベントがある。桜さん自身が歌手なのである。すぐそばの自転車屋シラカワサービスに寄る。ぼくが八名川小学校に勤めていた時のPTAの会長が彼だった。今は地域全体をまとめる立場にいる。息子さんと娘さんの成長した写真を見せていただく。古本屋さんにも寄った。「古書しいのき堂」である。品揃えが良い。

俳句フォトエッセイ

飾り立てカードゲームのクリスマス

初めて、A Iで写真を加工してみた。リアル感はないが、雰囲気だけを抽出して伝えることができそうだ。感泣亭の毎月定例のイベント「あなたを語る会」のクリスマスパーティである。メインゲストは、大山功一さん。先日、りんかい線大井町駅ホームで偶然に出会ったあの大山功一さんである。ポケモンカードゲームの考案者でカードゲーム界のレジェンドの大山さんだ。この日は、大山さん考案のカードゲームを思い切り楽しもうという試みである。因みに写真で行われているカードゲームは、大山さんが作ってくださった「咲き満ちて小山正見の俳句フォトカルタ」である。お土産は大山さんの2026年カレンダー。

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冬ざるる復興公園の静寂(しじま)

一ヶ月ほど前、復興公園については書いた。写真のこの場所はその時と同じ千代田区立九段小学校に隣接した復興公園である。すぐそばに東郷平八郎元帥が住んでいたことから、通称東郷元帥記念公園という。関東大震災の教訓から公開緑地が火事の延焼を食い止めたという教訓が生かされた形だ。この復興公園で思い出すのはぼくの勤めていた八名川小学校である。同じように復興公園が併設されている。八名川小のある江東区森下は、1945年3月10日の東京大空襲で最も被害の大きかった地域である。火が燃え盛る中で小学校の校舎に多くの人が避難した。熱のため、校舎の中で亡くなった方も多かったようだ。

俳句フォトエッセイ

賑はひのワインパーティ冬うらら

心配したが、良い天気になった。今日はワインパーティだ。昨年に続いて、2回目である。グラスとワイン40本は用意してある。昨年は40人の参加でワインの消費は27本だった。これに史ちゃんの美味しいおつまみがつく。とにかくしこたま飲んでおしゃべりして、3時間楽しく過ごしていただければありがたい。ぼくは酒は飲めない。ワインもからきしダメである。なのに、なぜワインパーティを企画したか!それはひとえに会津ワイナリーの横山さんとの縁に依る。話は、ぼくの八名川小時代に遡る。竹中工務店の本社が江東区の東陽町に移転してきた。当時横山さんは竹中の幹部で地域対策を任されていたようだ。