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荒梅雨の路地の裏なる傘傾げ

小山正見

「七の会」。
何年ぶりだろう。前回がいつだったのか思い出せない。コロナの前だったことは確かだ。
「七の会」とは、校長任用前研修第七班のメンバーの親交会の名称である。つまり、同期会なのだ。
何の工夫もない名前だが、思い出は深い。
地域も年齢も異なる6人だったが、毎年のように集まり、情報交換をしてきた。会場は新宿の路地の奥の居酒屋だ。
メンバーの一人T先生は八丈島の小学校の校長になった。あっという間に島に溶け込み、生き生きと島での優雅な生活を話してくれた。
メンバー全員で八丈島の彼の学校を訪ねたこともある。アガパンサスという花の名を初めて知った。
S先生は足立区の校長になったが偶然にも日本学校俳句研究会発足時のメンバーの中核は彼の学校の教員だった。
これは縁だ(笑)
この日顔を合わせてのはぼくを含めて3人だけだった。他のメンバーの携帯番号も記録していたが、何回掛けても連絡がつかない。何かあったのだろうか。たった数年で連絡がつかないとは思いもよらなかった。
しかし、3人だけでも話が弾んだ。一番年配のI先生は、今でも地域の体育指導員をしている。プールの指導などで忙しく働いていると言うから驚きだ。
もう一人のW先生は、ぼくを江東区に呼んでくれた恩人だ。当時の裏話を話してくれた。20年前の話だが、彼の尽力無しには、今の自分はいない。持つべきものは友であると改めて思った。
今年中にもう一度会うことを約束して別れた。雨はすでに上がっていた。