俳句フォトエッセイ2026.02.09じつとして時待ちをれば春の声小山正見ギックリ腰は動かないのが一番。医者に行ってもどうにもならない。諦めて一日寝ていたら、どうにかゆっくり動けるようになった。体の不調は突然やってくる。10年前、朝起きたら突然顔面神経麻痺になっていた。唇の半分が動かない。ストローで水も吸えない。笑っても顔が歪む。顔面神経麻痺の治療は、初期の大量のステロイドの投与が成否を分けると知った。既に妻が認知症を発祥してをり迷ったが、思い切って入院することにした。ステロイドの点滴を行い、ブロック注射を毎日打った。退院の時が来ても顔面麻痺は一向に治らなかった。「本当に治るのか」不安があった。しかし、3週間、4週間経つうちに少しずつ唇は元に戻り、ストローも使えるようになった。時間が大切なのだと痛感した。5年前、コロナの最中だった。今度は坐骨神経痛になった。椅子に座るのも痛くてたまらなかった。この時は、整骨院に通った。施術してもらうと良くなったような気がしたが、気休めだったのかもしれない。治るのに半年近くかかった。まったく上がらなかった爪先が少しずつ上がるようになった。ストレッチが功を奏したのかもしれない。とにかく時間がかかった。しかし、顔面神経麻痺にしても、坐骨神経痛にしても100パーセント元には戻らない。伸び切ったゴムが元に戻らないのと似ている。今度のギックリ腰と同じかもしれない。時間もかかるだろう。老いるとは、こういうこととたくさん付き合うことなのだろう。
ギックリ腰は動かないのが一番。医者に行ってもどうにもならない。諦めて一日寝ていたら、どうにかゆっくり動けるようになった。
体の不調は突然やってくる。
10年前、朝起きたら突然顔面神経麻痺になっていた。唇の半分が動かない。ストローで水も吸えない。笑っても顔が歪む。
顔面神経麻痺の治療は、初期の大量のステロイドの投与が成否を分けると知った。既に妻が認知症を発祥してをり迷ったが、思い切って入院することにした。ステロイドの点滴を行い、ブロック注射を毎日打った。退院の時が来ても顔面麻痺は一向に治らなかった。
「本当に治るのか」
不安があった。しかし、3週間、4週間経つうちに少しずつ唇は元に戻り、ストローも使えるようになった。時間が大切なのだと痛感した。
5年前、コロナの最中だった。今度は坐骨神経痛になった。椅子に座るのも痛くてたまらなかった。この時は、整骨院に通った。施術してもらうと良くなったような気がしたが、気休めだったのかもしれない。
治るのに半年近くかかった。まったく上がらなかった爪先が少しずつ上がるようになった。ストレッチが功を奏したのかもしれない。とにかく時間がかかった。
しかし、顔面神経麻痺にしても、坐骨神経痛にしても100パーセント元には戻らない。伸び切ったゴムが元に戻らないのと似ている。
今度のギックリ腰と同じかもしれない。時間もかかるだろう。
老いるとは、こういうこととたくさん付き合うことなのだろう。