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透明な泡に包まれ秋に入る

小山正見

【銭湯紀行】18

大垣 天然温泉コロナの湯

銭湯紀行の①が大垣だった。今回は再びの大垣である。
午前中に大垣に着く予定だった。ところが新幹線の切符が取れない。考えてみれば夏休みだ、それもお盆である。
新横浜12時21分発のひかりにようやく席が取れた。それでも15時には、大垣の駅の美濃味匠で150円のコーヒーを飲んでいた。
余談だが、美濃味匠の卵かけご飯は安くてうまい。
大垣には町の銭湯がもう一軒あったはずだが、休業中というので、スーパー銭湯「大垣コロナの湯」に行くことにした。
ここは、コロナワールドという巨大な複合施設の中にある。
この名前、新型コロナ感染症の流行期には、相当に肩身がせまい思いをしたに違いない。
明るく、清潔感のあるスーパー銭湯だ。
広い露天風呂があるのにはびっくりした。全体としてお湯の温度は低く目である。
人気はやはりサウナだが、ぼくには縁がない。サウナからどやどやと出てきた連中は水風呂に飛び込む。
ぼくは炭酸泉を探す。露天風呂の1番奥にあった。こちらもやはり人気だ。お湯の温度は35.7度。いつまでも入っていられそうな温度だ。
透明な泡が身体中にまとわりつく。足の指先がじんじんする。体の芯までゆっくり温まる感覚がこたえられない。