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銘木に迷ひ込みたる師走かな

小山正見

ぼくの感泣亭での最大のパートナー土井伸さんが忙しい。
彼は書家でもあり、イベントプランナーでもある。
土井さんはかつて八名川句会のメンバーだったが、個人的に話したことはなかった。
その土井さんと再び会ったのは、僕が江東区を退職した年、つまり約4年前の4月だ。
僕は地下鉄日比谷線に乗っていた。駅で言えば築地辺りである。
Facebookに一つの投稿が現れた。
「銀座の◯◯堂にいます。お近くの方、どうぞ」
というような趣旨であった。発信者は土井さんだ。
あと二駅で銀座だ。一瞬迷ったが、降りることにした。それが土井伸さんとの再会だった。
今の感泣亭の諸活動があるのは、全て土井伸さんのお陰だが、それはさておき。
土井さんが手掛けている展示がどんなものなのか、用事のついでに神田の美土代町まで出かけた。
新しいビルの落成記念の展示会らしかった。会場の2階に登り、呆気に取られた。
100坪はあろうかと思われるフロアーに竹林の如くに竹が林立し、掛軸が所狭しと並べられている。その数130本だという。壮観だ。
掛軸に描かれているのは東京の銘木。全て水墨画だ。
そう言えば、「江戸の樹木遺産百樹展」と入口にあった。
作者は久保金司氏現在90歳。80歳を過ぎてから墨絵を始められたというから、これまたびっくりだ。
東京中を足で巡り、江戸時代から続く樹木を探し出して描いたというからもう一度びっくり。
卒寿にして矍鑠としている氏の若さにも憧れる。
場所は都営地下鉄小川町の駅から徒歩3分。千代田区神田美土代町7-7、Parches KANDAの2階である。見て絶対に損をしない展覧会だ。会期は今月25日まで(土、日は休み)。
それにしても土井伸さんは良い仕事をする!